[1] Where do the pollutants come from? There are two main sources ― sewage and industrial waste. [2] As more detergent is used in the home, so more of it is finally discharged with the sewage into our rivers, lakes and seas. [3] Detergent harms water birds by dissolving the natural fatty substances which keep their feathers waterproof. [4] Sewage itself, if it is not properly treated, pollutes the water and prevents all forms of life in rivers and the sea from receiving the oxygen they need.
成城短大
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【第1文】文構造を分析してみた
Where Ⓥ do Ⓢ the pollutants Ⓥ come (Ⓜ from)? (ⓂThere) Ⓥ are Ⓢ two main sources {— 具体例 sewage and industrial waste}.
[訳してみた]
汚染物質はどこから来るのだろう。2つの主な源があります。それは下水と産業廃棄物です。
[気をつけたところ]
- (富田読解の原則 80/100)dash と colon の働きはほぼ同じである。ともに後ろが前の部分のある一部の説明や,具体例となっている。
この原則に基づいて,ダッシュ以下は two main sources の具体例としました。
【第2文】文構造を分析してみた
(Ⓜ As ⒮ more detergent ⒱ is used (Ⓜin the home),) so Ⓢ more <Ⓜ of it> Ⓥ is (Ⓜ finally) discharged (Ⓜ with the sewage) (Ⓜ into our rivers, lakes and seas)
[訳してみた]
より多くの洗剤が家庭で使われるにつれて,同じ様に,その(=洗剤の)より多くが最終的には(下水と一緒に)河川や,湖や,海に排出されます。
[気をつけたところ]
ペンギンが苦手とする as の識別。でも今回は比較級がすぐ後ろに使われていたので簡単に識別できました。品詞は「接続詞」意味は「比例」でとって「S’ が V’ するにつれて」でとりました。
問題は so の役割。むか〜し学生のころ,As the demand rises, so do prices. (訳:需要が高まれば,同様に価格も上がる)という文を見た気がします。それでここでも so を「接続詞」で意味は「同様に」ととってみました。偶然かもしれませんが,どちらの文も As で始まり,「比例」で訳せます。例文の方は倒置していますが。
【第3文】文構造を分析してみた
Ⓢ Detergent Ⓥ harms Ⓞ water birds (Ⓜ by dissolving the natural fatty substances <Ⓜ ⒮ which ⒱ keep ⒪ their feathers ⒞ waterproof>).
[訳してみた]
【訳】洗剤は,<羽の防水を保っている>天然の脂肪質を溶かしてしまうことで,水鳥たちに害を及ぼします。
[気をつけたところ]
シンプルな第3文型(SVO)の文に,手段を表す [ by + 動名詞 ] と < 関係代名詞節 > が使われているだけなので,特に難しくはなかったです。関係代名詞節が第5文型(SVOC)になっているのにもすぐ気が付きました。
【第4文】文構造を分析してみた
Ⓢ Sewage {itself}, (Ⓜ if it is not properly treated), Ⓥ pollutes Ⓞ the water and Ⓥ prevents Ⓞ all forms of life <Ⓜ in rivers and the sea> (Ⓜ from receiving the oxygen <Ⓜ they need>).
[訳してみた]
下水{そのもの}も(もし適切に処理されなければ,)水を汚染し,<河川や海にいる>あらゆる形態の生き物が,<必要とする>(酸素を取り込むことを)阻害してしまう。
[気をつけたところ]
itself は再帰代名詞の「強調用法」で訳しました。強調用法の再帰代名詞を読む時は,ここに強勢をおいて読むんですよね。
prevent + O + ving〜(現在分詞) は「Oが〜するのを妨げる」という重要表現。無生物主語構文のときは,原因・理由で訳す。「Sの ために/せいで Oは〜できない」ペンギンはこの訳し方をいつも忘れてしまいます。
the oxygen they need は [ 名詞+S’+V’ ] という形なので,関係代名詞の省略はすぐに分かりました。
【ボキャブラリ】語句まとめ
- pollutants 【名】汚染物質 「汚染」は pollution 【動】pollute – 汚染する
- sewage 【名】下水
- industrial waste 【名】産業廃棄物
- detergent 【名】洗剤
- discharge 【動】排出する
- water birds 【名】水鳥
- dissolve 【動】溶かす,分解する 【名】dissolution – 分離・分解・溶解・融解
- fatty substances 【名】脂肪質
- waterproof 【形】防水の
- properly 【副】適切に
コメント
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