ポレポレ36 – 津田塾大学

ポレポレ

[1] The process of learning has gone on since man first existed and his ideas about it have been expressed in proverbial form. …中略… [2] ”You must learn to walk before you can run” recognizes that there are stages in learning which must be taken in the right order if success is to be achieved.

津田塾大学

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【第1文】文構造を分析してみた

The process <Ⓜ of learning>has gone on (Ⓜ since ⒮ man (Ⓜ first) ⒱ existed) and Ⓢ his ideas <Ⓜ about it>have been expressed (Ⓜ in proverbial form).

[訳してみた]

【訳】学習過程は(人間が最初に存在したときからずっと)続いており,それに関する人間の考えが,ことわざの形で表現されてきました。

[気をつけたところ]and のつなぐもの

当然といえば当然ですが,and が 主節(現在完了形)と主節(現在完了形)を繋いでいる点だけ気をつけました。

and の直後は 現在完了形,直前は since man first existed という 過去形 なので,この2つは繋がれていないと判断。言い換えると,since で始まる副詞節の中に,うしろの現在完了形まで入れて訳しちゃだめですよということです。「人間が最初に存在し,ことわざという形で人間の考えを表現して以来」というのはダメ。これだけ。

【第2文】文構造を分析してみた

…中略… [Ⓢ “⒮ You ⒱ must learn ⒪ to walk (Ⓜ before ⒮ you ⒱ can run)”]recognizes [Ⓞ that there ⒱ are ⒮ stages (Ⓜ in learning) <関代Ⓜ which must be taken (Ⓜ in the right order) (Ⓜ if success is to be achieved)>].

[訳してみた]

「走れる前に歩けるようにならなければならない」ということわざは,[(学習には)<(成功するために)(正しい順序で)取られなければならない>段階があるということを]認めているのです。

[気をつけたところ]be to 不定詞

主語と目的語が節になっていたり,それらの節の中で,さらに副詞節や関係詞の節が修飾しているので,少し長く感じますが,実際はシンプルなSVOの文章でした。

関係代名詞 which の先行詞についてですが,問題なし。

ポレポレに書いてある「先行詞は直前の名詞とは限らない」➡「先行詞を節中に入れてみて確認」ということを意識せずして,取り違いはしませんでした。

there are stages in learning which… となっているので,確かにパッと見ると,which の直前は learning になっていますが,自然と左から右へ読んで,in learning は副詞句だから,ここまでで「学習には段階がある」と言っているわけです。ですから,which はstages にかかって,どういう段階なのかを説明するのが自然でしょう。

それよりも最後の if success is to be achieved という部分です。

is to be というところで「 be to 不定詞 」これに,be achieved というところから「受動態」が合わさった形だと判断できます。

be to 不定詞は「ビートたけしは業界人」が有名ですね。

ギ = 義務「〜しなければならない」
ヨ = 予定「〜する予定だ」
ウ = 運命「〜する運命にある」
カ = 可能「〜できる」
イ = 意図「〜するつもり」

※ 「可能」は 否定文,受動態で用いられ「見つからなかった」の訳が多い。
 例:The lost dog was nowhere to be found.(迷い犬はどこにも見つからなかった)
※ 「意図」は 条件を表す if節の中で用いられることが多い。
  「〜するつもりならば」から「目的」(〜するためには)とも訳せる。

be to 不定詞は肯定文なのか否定文なのか,さらにどういう語句と一緒に使われているのかである程度絞れます。

さて今回は, if節の中にあるので「意思」で訳を考えてみます。

「成功が達成されるつもりならば」という直訳ではぎこちないので,「成功したいならば」「成功するためには」という訳にしました。

「学習には成功するために正しい順序で取られなければならない段階がある」ですか…。刺さりますね。

ペンギンにも英検1級という目標があります。

現状は1級には全く力及ばないので,まずは大学入試レベルの問題から読めるようになろうという目標を立てて,ポレポレに取り組んでいます。

しかしポレポレの中にも難しくて歯が立たない文があります。果たして正しい順序で取るべき段階を踏んできた(踏んでいる)のか,不安になります。

英語は他人様の言語なので,不安になっても仕方ないですよね。知らなくて当然。知らない事を知れてよかった〜勉強になった〜っと前向きに捉えて頑張ろうと思います。

【ボキャブラリ】語句まとめ

  • go on 【動】続く
  • exist 【動】存在する
  • proverbial 【形】ことわざの
  • recognizes【動】認める
  • order 【名】順序
  • achieve【動】達成する・獲得する

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